今日和!前回に引き続きこの夏に行ったライブの事に関して書いていきたいと思います。
そもそもラージアンサンブルを書こうと思った切欠はミュージカルオーケストラの授業を履修している時に、とても素晴らしいファゴット奏者に出会った事からでした。その頃には割と色々なセッションに顔を出し、弦楽器奏者やマリンバ奏者等、割とクラシカルなイメージがある楽器と演奏する事が多く、それがとても新鮮でした。どうせ皆友達なのだったら、全部使ってしまえ、と思い、結成したのが室内楽スタイルのラージアンサンブルでした。初期編成としてはヴァイオリン、チェロ、ファゴット、アルト&テナーサックス、トランペット、マリンバ、ドラム、パーカッション、ベース、ピアノでした。しかしながらレコーディングにおいてマリンバを使えなかったので実際にはビブラホンとなってしまいました。
その時に出来上がった曲がTravelingと言う曲です。
これが今までの自分の作曲の中で、一番納得が行く出来になり(その当時では笑)、授業でも先生からも友人からも大好評だったこともあり、味を占めた僕は、そのままの勢いでクリスマスソングも書きました。これについては以前も書いたかと思います。
その後は一曲書いたきりで、割と演奏に力を入れていた春学期だったのですが、その時に書いたのがA whale and a girl[鯨と少女]と言う曲でした。
これらを書いて行くうちに、自分の今やりたい音楽はきっとこれなのだろうと、考える様になりました。そして夏休みが近づき、帰国の日程が決まると同時にラージアンサンブルのライブをする事に決めました。日程調節はすぐに決まり、いよいよ作曲の作業となりました。同時に勉強し続けていたビッグバンドも仲間達と集まってライブをする事となりました。やはり事務作業は大変でしたが非常にやりがいのある仕事となりました。
ひたすら譜面やPCと向き合う2ヶ月の準備期間を終えて実に15曲(!!!!)の書き下ろしとともに日本でのライブを終わらせました。まず一番最初にビッグバンドの譜面を書き終わらせ、この時点で日本帰国となってしまい、帰国の飛行機内で簡単に日本用の楽器編成に書き換えました。そしてそこから必死に譜面とピアノに向き合いながら10曲余りのアレンジと作曲を終わらせる事が出来ました。1年振りの日本という事もあり、祖父母の家やお世話になった先生等に挨拶回り、勿論友人との飲みもあったので、その辺にバタバタとしながら書き上げた形でしたが非常に上手くいきました。両方とも満員御礼で非常に楽しいライブとなりました。その他にも小さなライブはあり、それも小さいながらも実に楽しいライブ達でした。
曲目はビッグバンドの方ではDat Dareのオリジナルアレンジや、日本の大学卒業時に書いた組曲「雲の色」「空の色」を書き直しをお披露目、ラージアンサンブルの方は上記の曲達に加えBecca StevensのNo Moreのアレンジ、一番難産だった組曲「双子」のお披露目となりました。ラージアンサンブルのライブに関しては現在ライブ映像と音楽を作成中なので卒業演奏のブログに関係してお送り出来るかと思います。
それでは今回はこんな感じで失礼します!
小西
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