皆様、またまたお久しぶりです!小西です。
夏学期が予想以上に忙しかったので殆ど更新できませんでした。。。
しかしこれからは、毎週更新して行けると思うので、宜しくお願いいたします。
さて、みなさんは如何がお過ごしでしょうか?僕は結構元気に過ごしています。
書いた通り、夏はとても忙しかったです。作編曲系の授業が非常に多かったので、
パソコンに向かい、キーボードに向かい、スクリーンや譜面と向き合う日々でした。
それが終わってからは、3週間程日本に帰り、ライブして、富士山に登りました。笑

ボストンと東京の一番違う天候は湿度だと思います。いやー、こっちはもう秋真っ盛りです。
成田に着いた時の湿度には驚きました。空気ってこんなに粘り気があったかと、思う程でした。

さて、今回は大分前に行った友人のビッグバンドレコーディングについて書こうと思います。
そのビッグバンドリーダーの名前はジョナー・フランシーズ。
彼はトランぺッターとして演奏しながら、実に多くの作編曲をこなす努力家です。
今は週に1回のリハーサルと、不定期にあるライブをしながら活動しています。


(真ん中の帽子を被ってるのがジョナー)

つい数ヶ月前(つい、ではないんですが笑)、彼がレコーディングを企画したので、
やり慣れた演奏仲間でレコーディングをしてきました。
一言でレコーディングと言っても、その形態は様々ありまして、
それは少しずつ基礎的な部分から重ね録りする事もあれば、
一度にせーのっと録ってしまう事もあります。
今回は「せーのっ」方式だったのですが、中々大変な作業でした。

恐らくは一日で全行程を終えるように手筈を整えたジョナーでしたが、
その当日にとても多くの予期せぬ失敗があり、 全くと言っていい程終えられなかったのです。
そもそも12時間も皆のスケジュールを押さえていたのですが(全員12時間拘束ってのも少し妙ですが笑) 、
そこからの機材搬入、録音方式のディスカッション、それに対応した機材の不足、メンバーのメンタル、
こうやって連ねて行くと、分かる通り、ビッグバンドのリーダーというのは普通には務まらないんですね。
これらを予期して少しずつコマを進めて行かないと中々思い通りには進まないのがビッグバンドなのです。
16人分のアレンジを書く事から始まり、リハの日程調整を行い、欠席分の代役を用意して、ライブをセットする。
それらを16人と向き合ってやるのですから、ある意味正気の沙汰ではありません。
しかもジョナーは割と大声でメンバーを統率する様な性格ではないのです。
では彼がどうやってバンドを動かしているのかというと、それは彼の性格がカバーしているのです。
それはどういう事かと言うと、彼は何があっても怒らず、大丈夫だよといい、自分が出来ない事は仲間に頼む、
勿論それが最善の策ではなく、メンバーとの軋轢が生まれる事も無い訳ではありませんが、
それでもバンドが雲散霧消せずに存続するのは彼の続けようとする姿勢、何かを改善して行こうとする努力、
そういった弛まぬ精神がバンドを続けていっているのです。事実アレンジも、集まるメンバーも良くなる一方。

しかし、話は戻ってレコーディング初日はトラブル続き。何人かのメンバーは苛々し始め、録音も捗らず。
こういったレコーディングというのは学生が行う限り殆どの場合に置いてギャラはありません。
留学生全員がそうであるように、僕も学外での職業的な意味での収入は一切認められていません。
学内外関わらず学生の活動には利益が発生しないので、それによるモチベーションにも差が出て来てしまったりするのです。
そこは食べ物や飲み物の差し入れによってカバーされたりすることが専らです。

(ビールを手に入れて喜ぶ相棒)

しかしそれでも、何が起きていようとも、絶対に諦めないのがジョナーです。
その当日は何とも後味の悪いレコーディングになってしまったのですが、
彼は諦めずに再度レコーディングをセットアップ!
再び同じ場所で、問題点を全て解決して大成功を収めたのでした。

バークリーでは授業から学ぶ事も多いですが、やはり仲間と積む多くの経験が何よりの宝だと思います。
このバンドも、打算で殆どの仲間達は動いておらず、
彼の人徳とそこに生まれる信頼関係が全てを生んでいるのだと思います。
まだまだ先の事は分かりませんが、恐らく来年初頭にこのバンドでカナダへ演奏旅行しに行くと思います。
何か詳しいことが決まったらまた詳細は書くと思います!
それでは今回はこの辺で!