今日和!小西です。皆様いかがお過ごしでしょうか?
ボストンには段々春が訪れて・・・・・と、言いたい所ですが、
ここマサチューセッツ州はボストン、そんな易しい天候の巡りをしてません。
先週は結構寒くて、最低3℃最高15℃くらいの日々が続いていたのですが、
数日前は突如27 ℃をマークしまして、今日は最高が再び16℃まで落ちて行きました。
前回の日記にも書きましたが、これがBoston Weatherと呼ばれる強者です。
しかしながら、日差しはかなり強くなり春の陽気と言った雰囲気は出て参りました。
このままいきなり夏になりそうです。こちらでの夏は僕も初体験なので楽しみです。
一番僕が季節で違和感を覚えるのは、やはり梅雨がないことです。
あの季節を超えて来る夏が堪らなく好きで、しかも紫陽花も好きなので、
ちょっと残念な気はしますが、ボストンの春夏を堪能したいと思います。

さて!!本日は僕の大大大大好きなトランペット奏者、
Ingrid Jensenのライブレポートです!
去年もバークリーの教授でもあるテリリンキャリントンのバンドでの訪れていましたが、
今回はイングリッド自身のバンドを引き連れてのライブでした。
彼女のアルバムは何度か聴いてはいたのですが、
やはりMaria Schneiderのイメージが強くありました。
しかも彼女名義のライブは多くないので全くイメージを持たずに見に行ってきました!

彼女はMaria Schneider Jazz OrchestraのThe “Pretty” Roadと言う曲でエフェクターをつかってライブをしています。最初に僕が気になっていたのは、そこでした。彼女は自分のバンドでもエフェクターを使うのか。そしてライブが始まり、席について、このブログの為の写真を撮り始めました。。すると。。

ありますね!後で詳しく調べるとLine6のディレイ&ループとディストーション、
それに加えてボリュームペダル二つでした。
この写真を見ても気付くと思いますが、
トランペット用のピックアップマイクと、普通のスタンドマイク を使い、
生音とエフェクター音を上手く混ぜて使っていました。
しかしながら彼女は生音だけで素晴らしい音色、鳴りをしていて、
その時点で僕は相当感動してしまっていました。
そしてエフェクターも常時は使わず、フレーズの一部や、
あくまで曲の世界感を演出する為に使っていたため、バランスが最高でした。
割と吹奏楽器にバリバリとエフェクターをかますのは苦手だったんですが、
(自分でやるのは大好きだったんですけどね。。。苦笑)
絶妙な噛ませ具合がとっても最高でした。

バンド全体的にもアコースティックなバンドサウンドを基調としながら、
アンプやエフェクターによってエレクトリックロックなサウンドを混ぜていく。
それによって独特な曲想が拡がって行く様なバンドでした!

と、言ってもバンド自体は活動が少ないので、
バンドメンバーも相当流動的みたいです。
凄く演奏し慣れた人達というより、ハイレベルのセッションをみている感じでした。
ピアノとドラムはかなり長年の付き合いみたいでした。

改めてメンバーを紹介しますと以下な感じです。
Ingrid Jensen, Trumpet/Flugelhorn/Electronics
Gary Versace, Piano/Rhodes
Lage Lund, Guitar
Jon Wikan, Drums(Ingridの旦那様です。)

さて、お気づきの方もいるかもしれませんが。
そうなんですLageがギターで参加だったんですね!
(ただ、ほぼ譜面が初見みたいでやや大変そうでした。笑)
ライブにはLage好きも多く集まっており、殆ど満席でした。
個人的には最近売れて来ているベースのMattも見所でしたが、
今回は余り前にガンガン来る様な場面は少なく、次に期待です。

演奏した曲目はオリジナル、スタンダードアレンジ、ケニーワーナーなど、
かなり満載な内容でした。最後にはTake the ‘A ‘ trainをやってました。笑

彼女の音楽はとっても深く感じられて、
もっともっと売れて素晴らしいミュージシャンとやっても良いと思うのですが、
(勿論素晴らしいバンドではありましたが、
雰囲気的にはMaria Orch.の方が好きでした。)
子育てをしながら音楽をするのはとても素敵だが、
同時にやっぱり大変だ、とも言っていました。
かれこれ彼女を見に行って話をしたりするのは3〜4回目なのですが、
とっても面白い人です。
あまりコマーシャルな雰囲気が無い人なので、
(CDの宣伝とかも殆どしない。LageのCDはあったのに。)
サイドマンとしての活躍は異常な人気を見せていますが、
メインでの活動は多くはありません。
そこ辺りが個人的にはちょっと残念ですね。
音楽感や、楽器、作曲やコンセプトも素晴らしいだけに。
僕が知らないだけで沢山やってるとは思うのですが、
あまりIngrid好きな人に出会う事は多くありません。
そんな彼女に質問を随分前にあった時にしました。
(おそらくNYCでMaria orch.を聴いた時。)
それは僕が大好きなミュージシャン達にする質問なのですが、
「音楽をするとき、音楽をどんな風に感じているんですか?」 と聴くと

「音楽の中を泳いでるのよ。そうやって仲間とコミュニケーションしてる感じかしら。

流れに逆らって進んだり、流れに身を任せてみたりするの。」

との事。一流のミュージシャン達は、やはり一様にこういった、
「スムーズに、音楽にどうかする様に、流れに身を任せる。
ひたすら良い音楽にしようと徹する。」
と言った様な表現がとっても多く、例に漏れずIngridも同じ方向での返事でしたが、
そんな中でも一際チャーミングな様に僕には思えました。
(僕のヒーローLee Konitzは「気持ちいい音を丁寧に繋いでいくだけだ」と言ってました。)

そんなIngridはバンドメンバーをとても愛していて、
大きな世界感で音楽を見ているので、 とってもゆったりとした素敵な空間でした。
このブログを書き始めたときから、
なんとか彼女の世界を言い当てようと努力しているのですが、
捕らえ所の無い美しさ、なのでしょうか。上手く書くことが出来ません。
もともと音楽なんて文字にも言葉にもできないので当たり前なのですが、
近しい言葉すらもありません。
本当にとても素晴らしいライブでした!


今回はこんな所で終わりにしようかと思います。
次回のネタを仕入れていませんが、
近々アップするので、それまでまた!
読んでいただいて有り難う御座いました!

暫くの間は以下のURLで動画が見られると思うので(音源もあります。)、
是非チェックしてみて下さいね!

http://www.npr.org/event/music/150361526/ingrid-jensen-quintet-live-at-berklee-concert