こんにちは。Chopingです。
まとめるまでに少し時間がかかってしまいましたが、今回は9/24にDavid Friend Recital Hallで行われた、ギタリストJulian Lageのクリニックについてレポートしようと思います!

クリニックは彼のソロギター演奏に始まって、ギターディパートメントのチェアであるLarry Baioneとのデュオ、生徒演奏の批評などの合間合間に、リラックスしたムードの中、Julianが自身の音楽人生について語ったり、興味深い話を織り交ぜながら進行しました。

聴くたびに思うんですが、彼のインストゥルメンタルテクニックと抜群のタイムフィールに起因するギターとの一体感には毎度惚れ惚れします。ここで全てをお聴かせできないのは残念ですが、クリニックの中で特に良かった話と、それに関係する音源をお届けしたいと思います!

以下Julianの発言からの引用;

●『1-Minute Composition』
ギタープレーヤーが他の楽器のプレーヤー達よりも多くを求められるというのは素晴らしいことだと思う。これまで先生達にもっと「ドラマーのように」とか「ピアノのように」とか「管楽器のように」とか言われてきたんだけど、「ギターらしく弾け」ということはめったに言われたことがなかったんだ。だからギターって言うのがそれ単体で十分な楽器じゃないんだ、という風に感じることに疲れてしまった。それが3、4年前のこと。それで、自分は他の誰かみたいにサウンドするのは嫌で、自分が弾きたいことを弾きたいんだ、と気づいた。演奏者なら誰もがこのこと、つまりどうやって自分自身の声(音楽)を見つけるか、について考えると思うんだけど。僕の個人的な意見としては、演奏の癖、思考の癖、そういう表面的な層を取り除いた上で、残っている部分が自分自身のエッセンスなんだと思う。
それを見つけるために僕がやるのはフリーインプロヴィゼーション。1分間自由に即興してそれを録音する。それを1日10回、2、3ヶ月続けたあとで録音を聴き直す。すると何度も繰り返し起こっている「傾向」が見つかる。そういう風にして自分自身を学んで、そして自分自身から学ぶことができると気づくんだ。

Julianによる模範演奏をアップしちゃいます!すごい、、、
その1
Julian 1min 1
その2
Julian 1min 2
※ポイントは真ん中30秒のところでその前の流れを汲みつつガラッと雰囲気を変えてみることだそうです。

●生徒の演奏に対して(ギターとヴォーカルの生徒のデュオ)
ただ君が弾くことになってるから弾いた音っていうのは、共演者と音楽的に繋がっていないんだ。ミュージシャン同士がバラバラだと、お客さんの意識もどんどん遠くに行ってしまう。最終的に曲が終わって拍手する瞬間まで全然違うこと考えちゃってたりね。」

●インプロヴァイザーとしてのアイデンティティ
昔、先生にこう言われたことがある。「まず、できるだけKurt Rosenwinkelそっくりにソロを弾け。そして次に自分らしく弾く。最後にそのどちらでもないように弾け。」これは最高にヒップなことだった。

うーん、充実の内容ですばらしいクリニックだったなぁ。それにしてもKurt Rosenwinkelに始まって9、10月と凄いアーティストが立て続けにクリニックしに来てくれて、とても贅沢な気分です笑

9/29に行われたMaria Schneiderのクリニックについても近々書こうと思っていますのでお楽しみに!
それではまた次回お会いしましょう。