yoshieYoshie Nakayama, from Tokyo, is a Contemporary Writing and Production major, finished her 5th semester in the Spring 2015. She studies arranging, recording/mixing with ProTools, and singing in vocal ensemble. She graduated Kunitachi College of Music in Tokyo with Bachelor of Music from Music Education major, Music Education minor, with a license of teaching music in japanese Junior high/senior high schools.

こんにちは。今回は、先月バークリーの学士課程を卒業し、9月からバレンシア校に続いてボストンにも新設される、バークリーの修士課程に進まれる、曽根麻央さんへのインタビューをお届けします。私のプロジェクトでも何度か演奏してもらってお世話になっています。(以下、敬称略)

当方:ご卒業おめでとうございます。学士課程は全て終えられたのですか。

曽根:はい。入学したのは2010年9月なので、5年でPerformanceとJazz Composition2つの専攻を終えました。Jazz Compositionの課程は2年ほど前にほとんど終えていたので、最後の方はPerformance専攻を重点的に取り組みました。Jazz Compositionで最後に提出しなければならないポートフォリオを今年の春学期まで先延ばしにしていたので、久しぶりに2年ほど前に書いた楽曲を引っ張り出して、再度楽譜を印刷して提出しました。

当方:曽根さんはコンテストでご活躍されていますが、昨年のInternational Trumpet Guildで優勝された後、Monk Competitionの準決勝に出場されましたね。どのような経緯で出場されたのでしょうか。

曽根:バークリー入学前からお世話になっているタイガー大越先生が、以前International Trumpet Guild(以下、ITG)の審査員をされていたこともあって私にご紹介くださったので、演奏を録音して音源審査に応募したのですが、実はその段階では補欠合格という結果でした。大会2週間前になって繰り上がりで本戦出場ができるという連絡があって、運良く出場することができました。

当方:録音審査の次が決勝戦なのですか。

曽根:そうです。音源審査を通過した3名が、フィラデルフィアの近郊にある会場で決勝戦に出場しました。その後、Monk Competitionが2007年以来でトランペットの大会になることを聞きました。私も高校生ぐらいの頃からよく名前を知っていて、2007年にはAmbrose Akinmusireが優勝したコンテストなので、是非ということで応募したら運良く準決勝進出となりました。合格通知予定日の翌朝早くに見知らぬ番号から電話があり、出てみたら合格通知でした。大会では準決勝出場者13名それぞれ約30分ずつホストバンドとのリハーサルがありました。ホストバンドの方々は13人×3曲=39曲のリハーサルをしたわけで、どこまで頭に入っていたのか疑問ですが。笑 ITGの出場者は3人だけで、ホストバンドとのリハーサルは一人15分ずつだったように思います。
コンテストに出場する際の私のおすすめは、事前にリズムセクションを集めて本番の曲の譜面を用意して、英語での言い回しなど、どのように伝えたら上手く早く伝わるか準備した上で時間を計りながらリハーサルのリハーサルをします。そこでは仲の良い友達にお願いして率直な意見をもらい、赤ペンでチェックをいれておいてから、本番のリハーサルとして一回通す、という流れです。この時、誰か客観的に聴いてもらう人がいると良いので、私はタイガー先生とグローバル(Berklee Global Institute)の仲間エドマーに聴いてもらいました。ビデオ録画もしてチェックしました。

当方:なるほど。2つの大きな大会の後、どのような反響がありましたか。

曽根:今年の3月に出身地である千葉県流山市より実家にご連絡をいただき、「ふるさとづくり功労賞」をいただきました。授賞式には私の両親が代理で出席して、私はまだ拝見していないので、夏に帰省したらじっくり拝見します。
面白かったのは、Monk Competitionは生中継で見ることができるのですが、私自身は見たことがなかったので、沢山の方々が見ていらっしゃるコンテストだということを初めて知りました。

当方:「ふるさとづくり功労賞」の受賞、おめでとうございます。

曽根:ありがとうございます。

当方:今夏の帰省中には流山でも演奏のご予定はあるのでしょうか。

曽根:はい。ドラムの猪俣猛さんが流山市で5年ほど前から開催されていらっしゃるジャズフェスティバルの一環で7/26(日)に参加させていただきます。 他にも自身のバンドで7、8月にいくつかライブを予定しており、ブログに掲載しております。

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今週はここまで。インタビューの続きは次回お送りします。
この夏、曽根さんの日本での演奏をお見逃しなく!

さて、次回お届けするインタビューの続きは、まだ一般的にあまり知られていない、バークリー生からオーディションで選考された学生だけが所属する”Berklee Global Institute”についてです。
曽根さんもコメントで登場している、今年公開されたGlobal Institute 5周年記念の動画をご覧ください。
それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。

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