こんにちは。日本では、そろそろ桜が咲き始めている時期でしょうか。ボストンは三寒四温で、まだコートやマフラーが手放せない気候です。
さて、先日バークリーに卒業生のタク・ヒラノさんが講演に来てくださいました。こちらはタクさんが演奏していらっしゃる昨年のグラミー賞授賞式の様子です。
タクさんはバークリー初のハンドパーカッションの専攻生として95年に卒業され、LAに引っ越してからWhitney Houston, John Mayer, Bette Midler, Lionel Richie, Stevie Wonder, Aretha Franklin, Beyoncé, Lady Gaga, Usher, Pharrell Williams, Shakira, Jennifer Hudson, Ed Sheeran, Smokey Robinson, Mary J. Blige, Ariana Grande, John Legend, LeAnn Rimes, Sheryl Crow, Joe Zawinul, Chaka Khan, Babyface, Ne-Yo, Puff Daddyなどなど、数多くのビッグアーティストのコンサート、ツアー、レコーディングに参加され、Cirque du SoleilのMichael Jackson: THE IMMORTAL World Tourのソリスト,また宇多田ヒカルさんのツアーにも度々参加されていらっしゃいます。昨年、雑誌「オリジン」によって最もクリエイティブな100人の1人に選ばれました。
今回の講演では、バークリー在学中から卒業後、そして現在に至るまでのキャリアをいかに築いていらしたかを中心にお話ししてくださいました。
バークリー卒業後にLAへ引っ越してすぐに、バークリーの友達が参加していたベッド・ミドラーのツアーのリハーサルを見学した時にジャムセッションに参加した結果、タクさんもそのツアーに参加することになったり、家族での休暇中にマドンナのプロデューサーから人から紹介があったということで突然電話がかかってきて、数週間後から始まるシルク・ドゥ・ソレイユの世界ツアーに2年間参加しないかと依頼された、とか、ツアー中に滞在していたモスクワのホテルで、ドイツから依頼があったハンドパーカッションを自分でレコーディングして納品した、などなど、とっても興味深く刺激的なお話を聞かせてくださいました。
全員がある程度の録音技術を身につけられることはバークリーの強みだと思います。全ての学生が最初に録音やDAWソフトウェアの授業を取るカリキュラムなので、導入部分を学んだ上で専攻を決めることができます。たとえば演奏の専攻でも編曲やレコーディングなど編集技術を学ぶこともできますし、2つ違う分野を専攻することもできます。
バークリー受験について、日本語の公式ページはこちらからご覧ください。
それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。
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