yoshieYoshie Nakayama, from Tokyo, is a 5th semester Contemporary Writing and Production major, trombone principal student. Also, she has many experiences of singing in choirs and a cappella choruses since she was a child. She Graduated Kunitachi College of Music in Tokyo with bachelor of music degree from music education major. Therefore, has license of teaching music in japanese Junior high/high schools.

みなさまこんにちは。早くも2月になってしまいました。いかがお過ごしでしょうか?
ボストンのあるマサチューセッツ州を含むニューイングランド地方は、このところ3週間連続で週末から月曜にかけて吹雪になっているため、バークリーは3週連続月曜が休校です。。。前回の記事を投稿した週は、結局水曜まで休校になったりしたので、何だかまだ冬休みのような不思議な感覚です。

さて、今回はJacob Collierというイギリスの天才ミュージシャンがバークリーでマスタークラスをしたので、そのご紹介です。

バークリーでは、様々なアーティストを招いてパネルディスカッション、クリニック、ワークショップ、マスタークラスがちょくちょく開催されます。
今回のマスタークラスは、学生のクラブ’Contemporary Production Club’が直接Jacob本人と連絡を取り合った結果、彼がマサチューセッツ工科大学とミーティングのためにボストンに来る予定があることがわかり、バークリーにも来てもらえることになったというラッキーな展開で実現したそうです。

まずは彼が今回のワークショップでメインにとりあげた作品をご覧ください。

全ての楽器をJacobが演奏しているのにお気づきでしょうか?今年20歳になる彼は音楽家のご両親を持ち、自宅に様々な楽器のあるスタジオがあるようです。現在がイギリスの音大に通っていますが、高校からその付属高校で音楽を学びつつ、16歳の頃YouTube動画で一躍有名になり、その後リリースする動画も期待を裏切ることなく益々有名になって、パットメセニー、チックコリア、ハービーハンコック、TAKE6、クインシージョーンズにも才能を認められて活躍の場を広げているようです。彼の略歴はご本人のウェブサイトをご覧ください。

というわけで、先日バークリーで開催されたマスタークラスも、会場は彼の登場を心待ちにする学生や教員でごった返していました。こちらは彼が渋滞で遅れてやっと登場した時の様子です。

2時間とめどなく溢れ出る彼の知識やノウハウや人柄は、その場にいた人たちを魅了し、唸らせ、圧倒させていました。とにかく音楽を楽しんでいて、音楽理論が博識なだけでなく、この日話題に出ただけでもインド、モロッコ、西アフリカなど、世界中さまざまな地域の文化を背景にした音楽を知り尽くしている様子でした。

彼の動画を2、3年前から見てきた私としては、その音楽を録音、ミックスした本人のLogicというソフトウェアのファイルを見せてもらえて、細かいトリックなど説明が聞けたことはとっても興味深かったですし、自分の今後の参考にもなりました。

当初9時までの予定がJacobの情熱溢れる講義の内容や学生からの質問は留まることがなく、結局会場の都合で9時半にやっとお開きになったのですが、一緒に写真を撮ったり個別に質問をしたい学生に囲まれて、結局10時すぎに何とか解散となったようでした。

私も、友達と一緒に写真を撮ってもらいました。

この翌日にはMITでミーティングがあったそうなので、今後もテクノロジーを駆使して新しい音楽を展開していくのでしょう。現在アルバム制作中とのことなので、完成が待ち遠しいです。youtubeに彼の他の作品も沢山載っているので、是非ご覧ください。

それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。

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