Yoshie Nakayama, from Tokyo, is a 4th semester Contemporary Writing and Production major, trombone principal student. She also studies jazz vocals, and vocal ensemble. She graduated Kunitachi College of Music in Tokyo with bachelor of music from music education major. She has license of teaching music in japanese Junior high/high schools.
一週間空いてしまいました。みなさまいかがお過ごしですか。
バークリーでは、先週の金曜日にボリウッドやハリウッド映画音楽の作曲家A.R.Rahmanを迎えてクリニックやコンサートがありました。
私はラーマンという名前を聴いてもピンとこなかったのですが、「スラムドッグミリオネア」の作曲家と言えば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ラーマンは90年代にバークリー受験も考えたそうですが、テレビや映画音楽を手がけて成功したためにバークリーへ入学することはありませんでした。今回はバークリーから名誉博士号の授与をされるのと、インド人のバークリー生を対象にラーマンの名前で奨学金が設立されるため、ボストンへ来訪されました。
私もクリニックとコンサートに行きましたが、とにかく熱い歓声が飛び交い、「あなたがいるから、映画音楽を学びたいという息子をバークリーに通わせることを許可した」という人がいたり、老若男女問わず大人気のようです。
コンサートは、バークリーのインディアンアンサンブル、ワールドストリングスアンサンブル、そしてボストン大学のインディアンアンサンブルを迎えて、総勢200名ほど休憩なしで2時間超の圧巻のステージでした。
こちらは今回のイベントのためにインディアンアンサンブルが製作したミュージックビデオです。
指揮をしているアネットは、バークリーの教員であり、且つ以前このブログでご紹介したWomen of the Worldのメンバーです。
さて、最後に先週ブログを更新できなかった釈明として、編曲開始からミックスダウンまで10日間ほど取りかかっていたVocal Writingという授業のプロジェクトをご紹介させてください。
この授業は、文字通りボーカルをどのように用いるか学ぶ授業で、歌詞の表記(一つの単語が複数音にまたがる場合の書き方や、シラブルをどのように表記するかなど)、1パートのハモり、2パートのハモり、3パートのハモり、と、毎週段階を追って自分で編曲/録音しながら学んで行きます。
今回のプロジェクトの条件は、既存曲を選び、以下の編成で3–4分の曲に仕上げて録音した音源とスコアを提出すること。ただし、コーラスの編曲法を学ぶための課題なので、元々コーラスが入っている曲は、大きく違うコーラスに編曲できるのでなければ避けるという条件だったため、選曲に難航した結果、知らなかった曲、AdeleのSet Fire to the Rainを選びました。
編成の指定は以下の通りです。
リードボーカル+2−4声のバッキングボーカル
リズムセクション
私は女性リードボーカル、混声4声のバッキングボーカル、ギター、ピアノ、ベース、ドラム、パーカッションの編成で編曲し、ベース、ドラム、パーカッションはシークエンスを打ち込んで、その他は友人たちの演奏を一人ずつ録音させてもらいました。
今までで一番トラック数の多い作品だったので、音量やパンのバランスを取るのに時間がかかり、イコライザ、コンプレッサーもかけていたら結局ミックスに8時間かかりました。
まだまだ改善の余地はありますが、お聴きいただけたら嬉しいです。
それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。
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