yoshieYoshie Nakayama, from Tokyo, is a 4th semester Contemporary Writing and Production major and trombone principal. She also studies jazz vocals, and a cappella.

こんにちは。9月になりました。
アメリカは新年度です!
というわけで、バークリー周辺にも親御さん連れで引っ越してくる新入生をたくさん見かける今日この頃です。このブログをお読みの新入生の皆様、おめでとうございます!
昨日からオリエンテーションが始まり、歓迎コンサートなど色々なイベントが開催されています。
私も渡米からちょうど1年が経ち、ボストンに引っ越してきた頃のことを思い出します。

というわけで、今日はボストンの引っ越し事情をご紹介します。


引っ越しのご経験がある方は、荷物をまとめてから新居が片付くまでの大変さは想像がつくと思います。
ボストンでは、退去して新居に直接荷物を入れられないことが多いです。ボストンでは賃貸契約開始や解約は月の途中から結ぶことができるところがほとんどありません。どこのアパートも31日まで住人がいて、1日から新しい住人を受け入れる状態にするため、退去から入居までの数時間で、掃除、壁の塗装などをするわけです。一つのアパートで住人の半分が入れ替わることも珍しくないので、清掃業者は急ぎ足です。

というわけで、住む側の私たちとしては入居の際に満足の行く状態になるわけはなく、電灯がつかない、排水が詰まるなどなど、オマケが付くことも多いです。
また、退去は31日の夜までにしなくてはいけないのに入居は1日の朝や昼までできないということは退去日に泊まる場所がなくなるので、大家の指示に従わず、31日に退去せずに1日の早朝に退去する人も珍しくありません。
指示に従う場合は、31日から1日にかけて新居の廊下まで荷物を搬入して、そこで荷物を見張って部屋に入れる状況になるまで過ごすか、可動式倉庫をレンタルする、或は知人宅に荷物を置かせてもらったりした後で、清掃が終わってから荷物を搬入するという2−3段階のプロセスを経なければなりません。

このような動きがボストン中で2日間に渡って一斉に行われるので、レンタカーが一気に増えて渋滞が起き、徒歩圏内で引っ越す人は手で家具や荷物を運ぶので歩道もてんやわんやのお祭り状態です。
道端に家具やゴミが山のように放置され、それを収集する車が深夜に稼働して、ボストンが眠らない町になります。

このように大変な労力のかかる引っ越しですが、友達の引っ越しを手伝うことで人のつながりが広がったり、同じアパートに引っ越し中の知らない人同士が助け合ったりするのは、大変な中でも心安らぐ部分です。
今後なるべく引っ越しをすることなく過ごせると良いのですが・・・

それでは、今週も良い一週間をお過ごしください。

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