こんにちは、Chopingです。
今回はニューヨーク、カーネギーホールにて3月15日に行われたバークリー発のバンド、”Women of the World”のコンサートについてレポートしたいと思います。(僕自身はコンサートを観られなかったので、コンサートを観た友人からの情報をもとに書かせていただきます。)

Women of the Worldについて簡単に紹介をすると、リーダー植田あゆみさんを中心に世界各国出身の女性ミュージシャンが集まり、様々な国の伝統音楽などを国境を越えて(その国のオリジナルの言語で)一緒に演奏し紹介するエキサイティングなバンドです。

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コンサートなど、ボストン市内に限らず幅広く精力的に活動しているのですが、今回はなんとカーネギーホール。
この時のためにメンバーも長期間にわたって準備していたというので、完成度の高さは容易に想像がつくのですが、ラスト1曲の終了後は満席の会場全体からスタンディングオベーションで喝采を浴びたそうです(!)

何を隠そう私、以前Berkleeの大ホール”BPC”にて50か国の女性ヴォーカリストのコーラスをバックに演奏したコンサートでは感動のあまり隣で観ていた人と一緒に涙してしまったことがあります。

今回は矢野顕子さんの『にぎしめしとえりまき』という曲が演奏されたんですが、なんと矢野顕子さんご本人が観にいらっしゃって、コンサート終了後にメンバーがお褒めの言葉を頂いたとのことです。これは聴きたかった!

日本の歌メドレー(『十九の春』と『にぎりめし〜』の2曲)を演奏する前にリーダーのあゆみさんがMCで東日本大地震について触れ、涙とともに”This is the time for us to be strong (because all we ever see on the news are the sad, devastating ones only)”と語った際には、ステージ上のメンバーだけでなく、会場全体で涙を拭う様子がうかがえたそうです。今回の地震に関して多くの人が心を痛めていると同時に、日本を応援してくれているということがわかり僕も心強い気持ちになりました。また、コンサート会場に設置された募金箱に集まった義援金は、米国赤十字を通して被災地域に全額寄付されるとのことです。

音楽で世界と繋がって、音楽で世界を繋ぐ、というのは決して簡単なことではないですが、今回のWoman of the Worldのステージのような成功例はとても刺激的ですし、こういったグローバルなバンドやサウンドが今後増えていくといいですね!

では今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。
Choping

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