こんにちは、Chopingです。
今日は先日10/20にBerklee Performance Centerにて行われた坂本龍一のピアノコンサートの模様をお伝えします!
現在NYで音楽活動をされている氏ですが、ここボストンのしかもBerkleeのコンサートホールにやってきてくれました。
会場は満席。ステージには巨大なスクーリーンが設置されていて、曲ごとに雰囲気のマッチした映像が流れていて素敵でした。視覚でも楽しめるコンサート。
坂本龍一がステージに登場する直前の10分間、不思議なことに会場からいっさいのざわめきが消え、静まり返ったんですがあれは一体なんだったんだろう??観客も殆ど日本人ではなかったのになぜか日本式の鑑賞スタイル?笑
ともかく、それがただならぬ緊張感を生み出していたことは間違いないです。1曲目、氏が登場し、真っ暗な会場の中こうこうと光るディスプレイをバックに、ピアノの低音域や弦の直弾きを活かしたダークな雰囲気の即興ピースで始まり、「これから何が始まるんだろう」という会場の緊張感は否が応にも高まります。
そしてそれに続いた氏の美しいオリジナル曲達。キャッチーなメロディ、明確なトーナリティの出現には思わず「安堵」のため息をついてしまいました。これが「テンション&リリース」の力か。。。笑
とても興味深かったのはステージには2台のグランドピアノ(おそらくヤマハのMIDIグランド)が置かれており、1台は氏が自分で演奏し、もう1台は無人。しかし2台のピアノは見事なDUO演奏をしていました。ルバートの部分もあったので、固定のシーケンスにあわせて弾いてるとは考えにくく、おそらく氏が何らかの方法でコントロールしていたんだろうな、と思います。うーん、手品みたいでした…!
Merry Christmas Mr. Lawrenceなどの代表曲も演奏され、ファンは大満足。
そしてなんと、会場で偶然一緒になったプロデューサー/ベーシストの塩田 哲嗣さんのご厚意で、コンサート後に楽屋にお邪魔させていただくことができました!(Noriさんどうもありがとうございます!!)
歴史的観点から見たアメリカ音楽の成熟度や、ブルースのルーツ、アコースティック楽器のレコーディングをとりまく環境の変化などについて、とても興味深いお話を伺うことができました。
「ウッドベースなんていうのは、ノイズの中に音楽があると言っても過言ではない楽器だからねぇ」という氏の台詞がとても印象的でした。マネージャーさんもとても良い方で、勧められるままシャンパンをごちそうになってしまい恐縮の限り、、、ヒック
ひとつだけ悔いが残るのは、一緒に写真とってもらうのを忘れていたことです。。。やはりめちゃくちゃ緊張していたんです(笑)
そして驚いたことに、この公演を含め、北米ツアーの模様は早くも翌週にはiTunes Storeでライブ音源として公式にリリースされていました!なんと速いこと!(驚)この日の雰囲気がばっちり録音されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
http://itunes.apple.com/jp/album/ryuichi-sakamoto-playing-piano/id400179663
それでは今日はこの辺で。次回またお会いしましょう。
Choping
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