こんにちは、Chopingです。
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生徒のリサイタルシリーズも3回目になりましたが、今日は10/21に行われたChristian Li (p.) Trio@1Wの様子をお伝えしたいと思います。
個人的にはこの日を凄く楽しみに待っていたんですが、それは他の多くのジャズプレーヤー達も同じで、
午前のピアノのLabクラス(同じ楽器の人だけを集めて特定のテーマに沿った授業をするクラス)に行ったら、もうChristianのリサイタルの話題で持ち切りでした。
彼についての紹介は、こちらをご覧ください!
http://www.berklee.edu/events/detail/7759/christian-li-trio
Global Jazz Instituteでもピアノの大林武司君と並んで活躍し、押しも押されぬバークリーのエース。天才です。
バンドはBass: Zach Brown、Drums: Corey Fonvilleでした。リサイタルの部屋はなぜか一番小さいところだったため、もちろん満席で、最後列に立ち見の客がわんさかいました。
1曲目のウォームアップのアップテンポブルースから全開で、最後まで60分間、息もつかせぬ迫力満点の演奏でした。
Gone With The Wind, SkylarkなどのJazzスタンダードソングを交えながら、彼のオリジナル曲やベースのZachのオリジナル曲を披露してくれたんですが、この日一番衝撃だったのはベースのZachの曲のイントロです。Christianが自由に即興を弾き始めて、それがだんだんと形を帯びてきたところでなんと即興インヴェンション(2声のカウンターポイント)になりました。両手で別々のメロディーを、不協和音になることなく完璧なハーモニーで弾ききっていました。。。そのときは衝撃すぎて気付かなかったんですが、なんとE minor (途中でG minorに転調)の”枯葉”のコード進行に基づいて弾いていたようです。無意識?!
終わった後に間抜けな質問であることを自覚しつつも「アレは一体なんだったの?」ときいてみたら、「僕はバッハが好きだからバッハをいっぱい練習したんだ!」と満面の笑みで答えてくれました。ははは
、、、普通バッハ練習したからって、即興でバッハみたいなこと完璧にできる人なんていませんよね笑
フレージングのブレスポイントといい、モチーフを展開させていく速さといい、なんだか若かりし頃のキースジャレットを生で聴いているような感覚を覚えました。
人が言っていたことの引用になりますが、Berkleeに来てよかったと思うのは、やはりこういった天才を間近で見られることです。
1万円払って「雲の上の人」として見るのと、タダで同じ生徒同士の立場から見るのとではだいぶ違いますよね。ショックが大きい分成長できると思うんです。
、、、ところでこのリサイタルを見た直後からそのショックが抜けきらない今日この頃(苦笑)
ありがとう、Christian!!
興味がある方は彼のmyspaceのページも覗いてみてくださいね。
というわけで、次回またお会いしましょう!
Choping
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