中学生の頃にはもう音楽の仕事を始めていたというYukiさん。

一体どんな仕事だったのでしょうか!?

Part4「 こうやって作るんだ。〜音楽を吸収し続けた頃〜」

Q:中学生のときに仕事って何をしていたんですか?

A:YAMAHAでエレクトーンのデモンストレーターをやってたんだけど、それが

すごい忙しくて。音楽だけでほんとに忙しかった。サックスも吹いてたし、

ドラムも叩いてたし、バンドもやってたし。

A:バンドはどんなバンドだったんですか?

Q:中学の時からずっとJazz Funk。日本でSmashing PunkinsとかHelloweenとか

Hi-StandardとかPunkが流行ってたけど、Time Feelが悪くきこえるの。Sex Pistols

とか聴いても演奏下手だなと思ったり。それよりは、もっと正確にタイムを紡ぎだせる

YMOとかが好きだった。A Tribe Called Questを高校生のとき聴いたときにはすごく

ハマったし。スチャダラパーのベースラインをコピーして、ドラムで同じような

ビートを叩いて、それを1人で同時で録音して、そのうえで友達がラップみたいな

語りをいれる、みたいな。

Q:スチャダラパーは好きだったんですね?

A:超好きだった。L.A.でHip Hopに出会って、それを日本でもやってるやつが

いるんだと思って。Trackingのスタイルもすごい好きで。NHKの「ヒーロー列伝」

っていう番組で、スチャダラパーがトラックを作ってるとこを見せてくれて、

「あぁ、こうやって作るんだ」と思って。だからサンプルとかループとかを演奏する

ってことに、比較的早い時期から目覚めてたね。

Q:その当時、ピアノはクラシックを弾いていたんですか?

A:クラシックと、エレクトーンの練習かな。小学5年生からポピュラーミュージック

スクールみたいなところで、それこそビートルズのナンバーのドラム叩いたり、

Head Huntersの曲やったり、パーカッション叩いたり。それでタモリの

「音楽は世界だ!」見て真似して。

Q:(笑)

A:でも初めて自分の曲テープにレコーディングして、自分の音楽がカセットテープ

から出て来たときの感動ったらないじゃん。「これだぁっ!」と思って。

ドラムマシーンにドラム作って打ち込んで、ベースラインをMIDIで打ち込んで、

当時は、今のGaragebandみたいなaudioがないから全部ハードで同期させて、

それをアナログのミキサー通して、おばあちゃんのカセットテープに録音して(笑)

Q:そういうのは全部1人でやっていたんですか?

A:そう。「サウンド&レコーディングマガジン」は小学4年生のときに読んでた。

Q:よく1人で出来ましたね!

A:ファミコンみたいなもんだったから。

Q:遊び感覚ってことですか?

A:そうそう。今でもずっとそんな感じ。ジャムりながら、「あっこういうことかぁ」

って分かりながら、メッセージと足し算しながら。

(次回に続きます!)