バークリーから徒歩10分のところにある、ボストン美術館で行われている
歌を「見る」展に行ってきました。
私が今学期とっている中で、毎回とても楽しみなクラスのひとつが
‘Approaches to Visual Culture’というアートのクラスです。
このクラスは、広告や漫画、映画など、現代のビジュアル・カルチャーについて
研究するクラス。音楽のクラスももちろん面白いけれど、音楽以外のクラスを
とってみるのも、新鮮でとても楽しいのです。
そのクラスの一環で、今年の1月から2月にかけてボストン美術館にて行われていた
「歌を『見る』」展に行ってみることになりました。
なんと、バークリー生は学生証を見せれば、いつでも無料でボストン美術館に
入れるそうです。
この展示は、mp3やitunesの出現によって、いまや、いつでもどこでも存在
するようになった音楽、しかしカタチのない音楽を、ビジュアル・アーティスト
たちの手によって「見る」というカタチにする、という企画です。
中でも面白かったのは、Candice Breitzという南アフリカ共和国生まれのアーティスト
による、「the portrait of Madonna 」(2005)。
これは、マドンナを愛するイタリア市民30人に、マドンナの音楽に合わせて
歌い踊ってもらい、そのビデオを並べて一度に流すというビデオ・インスタレーション。
それぞれの人が、マドンナになりきって歌っていて、面白くて、
どれだけ見ても飽きないのですが、これはきっと、マドンナという存在は、巨大な
1つの時代のポップ・アイコンであると同時に、そこに自分を投影する観客ひとり
ひとりのとても個人的な像である、ということを表しているんだと思います。
大きなコンサートに行ったら、私も知らないうちに、このビデオの中の1人に
なっているんだろうな・・。と思いながら、ビデオを見ていました。
いつもとは違った視点から音楽を見ることができて、面白かったです。
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